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2020年6月26日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTVI、Inalumへの株式20%譲渡に係る売買契約を締結

 2020年6月19日付けValeのニュースリリース等によると、PT Vale Indonesia(PTVI)のPT Inalum(PT Indonesia Asahan Aluminium(Persero))への株式20%譲渡について、PTVI親会社のVale Canada Limited.(VCL)、住友金属鉱山及びInalumの3者が最終合意に達し、同日付けで株式売買契約を締結した。VCLから株式全体の14.9%、住友金属鉱山から同5.1%が、Inalumに売却される。売却額は総額で5.52兆IDR(インドネシア・ルピア:約41.9十億円)、うちVCLは4.13兆IDR(約31.4十億円)、住友金属鉱山は1.39兆IDR(約10.6十億円)を取引完了後に受け取ることになる。これにより、取引完了後の株主構成は、VCL 43.83%、Inalum 20.00%、住友金属鉱山14.99%、ヴァーレ・ジャパン0.55%、住友商事0.14%、一般株主20.49%となる。Valeはこの株式譲渡によりInalum、住友金属鉱山との提携を強化し、PTVI事業のさらなる成功・持続可能性に寄与していきたいとしている。
 なお、この株式譲渡は、PTVIとインドネシア政府が2014年に締結した現在の修正鉱業契約(2025年が期限)に基づくもので、契約では合計40%以上の株式の国内への資本譲渡が義務付けられていた。そのうち20.49%は既に株式市場で流通させているため、残り約20%を2019年10月14日までに国内へ売却する義務があることとなっていた。基本合意に達した2019年10月11日以降、当初は2019年末を目指して最終合意・売買契約について協議を進めてきたが、具体的な契約文書への合意の遅れ及び新型コロナウイルス感染拡大の影響により、予定より約半年遅れてこのたびの売買契約締結に至ったものである。
 また、売却先として名称“MIND ID”を用いた報道記事もみられるが、MIND IDとはAntam、PTFI等の株式を保有するInalumの国営鉱業持株会社としての名称である。

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