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2020年6月30日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:中央銀行は鉱業活動制限による経済的影響を警告

 鉱山労働者間で新型コロナウイルスの蔓延を阻止するための措置を強化するため、職場に出勤する労働者の割合をさらに減らすように労働組合と国会議員からの圧力が増す中、SOFOFA(チリ製造業振興協会)主催のセミナーが行われ、La Tercera紙が中央銀行総裁他の反対意見を報道している。
 Mario Marcel氏(チリ中央銀行総裁):感染防止に伴う移動制限により鉱業がさらに影響を受ければ、国の経済への影響が大きくなることは言うまでもない。ペルーの場合、4月の月間活動指標が40%低下したのは、移動制限措置が広く適用され、とりわけ鉱業に影響を与えたからである。鉱山会社自体が労働者の安全と健康を確保し、感染リスクを最小限に抑えること、状況が正常化されるまで投資プロジェクトが延期されている場合、その継続性を維持すること、投資プロジェクトと関連している請負会社の事業活動への影響を認識することが重要である。
 Andrew Cosgrove氏(Bloomberg Inteligenceシニアアナリスト):パンデミックを抑制するための対策はこれまでのところ生産に影響を与えていないが、労働力を減らしての操業は将来の銅生産を危険にさらしている。感染防止に係る労働者の移動を制限するために、州内に在住する労働者のみで操業を行うことを北部出身の上院議員達が提案しているが、SONAMI(チリ鉱業協会)は、議員達の提案に同調していない。鉱山会社では、感染が拡大しないよう労働者を保護するために重要な対策が講じられている。
 Diego Hernndez氏(SONAMI会長):鉱山会社の対策について意見を述べている人達に、鉱山会社が何をしているのかを知らせることが重要。鉱山会社は勤務シフトの変更や、出勤者を減らすことに関心を持っている。今日、鉱山労働者は住んでいる場所よりも職場の方が安全だと感じている。

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