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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2020年7月17日 シドニー Whatmore 康子

豪:鉄鉱石価格、高値傾向で豪連邦政府のCOVID-19流行による財務状況悪化を緩和も、今後は値下がりか

 2020年7月13日付けの地元メディアによると、Fastmarkets MBによる品位:Fe 62%粉鉱の中国CFR価格は2020年7月14日の時点で112.48US$/tと、豪連邦政府による2019/20年度Mid-Year Economic and Fiscal Outlook(MYEFO)における2020年6月末の鉄鉱石価格予測55US$/tを大きく上回った。豪連邦政府は、MYEFOにおいて同年度は5bA$の財政黒字を目標としていたが、COVID-19流行による豪州への経済打撃により未達の見通しが強まっており、Westpac銀行の予測によると続く2020/21年度においては240bA$の赤字となるとされている。この状況において、鉄鉱石価格が予測以上の高値を維持していることは同政府の財務状況悪化を緩和しているとメディアは報じている。2019/20年度MYEFOによると、鉄鉱石価格が55US$/tに下落する時期が2020年12月以降となる場合、豪連邦政府の2019/20年度の税収は当初予測より0.5bA$増加し、2020/21年度には1.3bA$増加するとしている。尚、Goldman Sachs社は、2020暦年の下半期にはブラジルをはじめ世界の鉄鉱石輸出量が増加する見通しであるため、鉄鉱石価格は80~85US$/tに再び値下がりすると予測している。

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