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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 その他
2020年7月22日 北京 塚田裕之

中国:上半期統計、鉱産物輸入量増加、平均輸入価格は下落傾向

 現地報道によると、2020年7月14日に行われた国務院新聞弁公室記者会見において、中国税関総署の報道官兼統計分析局長・李魁文氏は、「中国の新型コロナウイルス感染状況が抑え込まれるなか、国内の企業活動・工場操業の再開が輸出入の回復を支えている。」と述べた。上半期、中国の電気機械器具の輸入額は1.2%増、そのうち電子部品は14.1%増、自動データ処理装置とその部品は7.2%増であり、原油、石炭、鉄鉱石、銅鉱石などの輸入量はそれぞれ9.9%増、12.7%増、9.6%増、3%増となったことを伝えた。
 税関総署が同日に発表した最新のデータによれば、2020年上半期、中国の貨物貿易輸出入総額は14.24兆元となり、前年同期比3.2%減、減少の幅は1~5月に比べて1.7%縮小した。上半期の鉄鉱石とその精鉱、銅鉱石とその精鉱、石炭と褐炭等の輸出入量は増加し、鉄鉱石の平均輸入価格が上昇した一方、他の鉱産物の平均輸入価格は下落した。
 データによれば、上半期、中国の鉄鉱石および精鉱の輸入量は5.47億t(前年同期比9.6%増)、平均輸入価格は631.4元/tで前年同期比3.9%上昇した。銅鉱石および精鉱の輸入量は1,084万t(前年同期比3%増)、平均輸入価格は10,238元/tで前年同期比3.5%下落した。石炭と褐炭の輸入量は1.74億t(前年同期比12.7%増)、平均輸入価格は499.1元/tで前年同期比6.6%下落した。そのほか、輸入鋼は734.3万t(前年同期比26.1%増)、平均輸入価格は6,614.5元/tで前年同期比18.3%下落した。未加工の銅と銅材は284.1万t(前年同期比25.2%増)、平均輸入価格は4.2万元/tで前年同期比6.7%下落した。
 李氏は、「2020年に入ってから新型コロナウイルスの世界的蔓延に伴い、市場の需要が減少し、原油や石炭等の価格が大幅に下落した。中国の企業活動・操業再開の加速につれて石炭等のエネルギー原材料の輸入が大幅に増加した。」と述べたほか、「税関は引き続き通関手続きを最適化し、鉱産物輸入のための貿易の利便性の向上に貢献したい。」と語った。

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