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2020年7月27日 リマ 栗原健一

ペルー:チリ・ペルー鉱業セクター大臣ら、COVID-19感染状況下の鉱業について意見交換

 2020年7月18日付け地元業界紙によると、ペルーの鉱業専門誌が主催するWebセミナーに出席したチリのProkurica鉱業大臣は「(COVID-19感染拡大下において)鉱業はチリで活動停止しなかった数少ない経済セクターの一つだった。」と述べ、鉱業活動継続は従業員、企業、政府の多大な努力によるものだったと説明した。
 さらに、チリは周辺国とは異なる感染対策が採られ、鉱業に対する影響は比較的少なかったほか、5月の経済活動指数(IMACECC)は1.2%増加した一方、COCHILCOは2020年の銅生産量についてCOVID-19の影響で200千t減少する見通しを示していることを明らかにした。
 また、鉱業セクターは人員の安全に重点を置いた組織レベルの高さに加え、感染率の低さ(全従業員の2%に留まる)など、COVID-19による打撃に強いセクターであるとしつつ、現状に妥協することなく感染者を減らしていきたいとの考えを示した。
 さらにPiñera大統領が公約した多くのCOVID-19対策の履行に鉱業は不可欠であるとし、これまでの歴史と同様、チリの復興を支えるのは鉱業であると確信していると述べた。
 一方ペルーのCauti鉱山副大臣は、鉱山内での感染拡大阻止を目的とした衛生対策や、5月からの段階的な操業再開プロセスについて説明したほか、7月における鉱業セクターの電力消費量は、3月のCOVID-19に係る国家緊急事態令の発出前のレベルに戻っていることを明らかにし、鉱業セクターにおける生産は大きく回復しているとの考えを示した。
 その上で、未曾有の状況にある今、エネルギー鉱山省としては鉱業・エネルギーセクターの持続性強化を推進し、COVID-19による深刻な危機から経済の立て直しに貢献したいとの方針を示した。
 同様に本セミナーに出席したBuenaventura社のBenavides社長は、鉱山操業が継続できたチリの政策の柔軟性を評価した一方、ペルーの労働省は、鉱業キャンプ地が隔離されたエリアにあり、感染を防止できるとした鉱業セクターの主張を理解することなく操業が停止されてしまったとコメントした。

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