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2020年7月28日 シドニー Whatmore康子

豪:豪連邦政府が環境保護・生物多様性保全法の見直しに関する中間報告書を発表、時代遅れで非効率と結論付ける

 2020年7月20日付けの地元メディアによると、豪連邦政府は、豪州競争消費者委員会(ACCC)の元会長Graeme Samuel教授に委託した環境保護・生物多様性保全(EPBC)法の見直しに関する中間報告書を発表した。同報告書はEPBC法を「時代遅れで非効率」と結論付けており、同法に基づく資源産業のプロジェクト認可プロセスに関しては「重複が多く、所要期間は平均で3年と長過ぎる」と分析し、連邦政府の環境基準に準拠するプロジェクトは追加の審査を経ることなく州や準州の環境認可を受けることが可能となるよう、同法を改正すべきと提言している。また、環境認可プロセスにおける意思決定に関し、EPBC法は先住民の知識や見解を十分に反映していないとも指摘した。豪連邦政府は、同報告書の提言や指摘に基づき、国家的な環境基準の策定や先住民の文化遺産保護における改革など4項目の優先分野に対する取組みを行うとしている。豪連邦Sussan Ley環境大臣は、EPBC法の見直しについて「豪州において適切な環境保護を確実にする機会であると同時に、経済の強靭化に資する新規雇用を生み出すプロジェクトも促進する。EPBC法の修正法案が2020年中に議会に提出されることを望む」と述べた。同報告書の最終版は2020年10月に完成予定である。

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