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2020年7月30日 シドニー Whatmore康子

豪:パース造幣局、金調達先の犯罪や倫理面における問題で主要銀行から購入停止措置を受ける

 2020年7月27日付けの地元メディアは、WA州政府が所有するパース造幣局(Perth Mint)が金を調達していたPNG Golden Valley社に犯罪や倫理面での問題があることを理由に、HSBC銀行やJP Morgan銀行が同局からの金購入を停止していると報じた。パース造幣局はGolden Valley社から年間最大200mA$相当の金を調達していたが、同社のオーナーが2017年に殺人罪によって逮捕されたほか、最近では、児童就労や水銀の違法使用が明らかになった。金や銀の地金規格を監督するロンドン貴金属市場協会(LBMA)は本年6月、これらの問題を抱えるGolden Valley社からパース造幣局が金を調達していたことを「倫理上、深刻な問題である」として、パース造幣局が生産する金に対して、同協会による倫理的な調達認定の資格見直しを行うと表明していた。情報筋によると、HSBC銀行やJP Morgan銀行は、パース造幣局から金の購入を継続することで自行の評判が影響を受けることや、パース造幣局が生産する金がLBMAの認定を失うことによる評価損を懸念し、取引を停止したとされる。一方、パース造幣局のSam Walsh局長とWA州Mark McGowan首相は、同局がGolden Valley社から金を調達していたことについて、独立機関による調査を行うと表明した。

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