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2020年8月6日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:RT-Business Development社とKanex社、鉱業関係のゼネコン設立へ

 2020年7月28日付けの地元報道等によると、RT-Business Development社(Rostec社傘下)は2020年7月、RT-Engineering社(鉱石採掘・処理のソリューションを提供するシステムインテグレーター)をベースに鉱業における最大手のゼネコンを設立するため、戦略的投資家としてロシアの産業・建設企業Kanex社を誘致したと発表した。Kanex社は、ロシアの鉱業製錬分野最大の機械製造会社の一つであり、鉱業・製錬産業の企業に総合的ソリューションを提供しており、傘下に研究機関、エンジニアリング会社、メーカー、商社のほか、建設・据付と採掘作業の専門部門を擁する。この取引により、Kanex社はRT-Engineering社の主要株主となった。RT-Business Development社は25%プラス1株を維持している。
 RT-Engineering社は、Rostec社の採鉱部門の能力を補完しており、傘下にGiprotsvetmet社及びViogem社を擁する。両社はロシア・CIS諸国において、地下資源利用者向けに総合設計を行う大手鉱業設計会社である。
 RT-Business Development社は、自社鉱床の設計、大手専門企業との共同プロジェクト等を行っている。専門性のあるKanex社を誘致したことで、RT-Engineering社は、調査からターンキー方式による施設建設・立ち上げに至る能力を持った、ロシア鉱業界最大手のゼネコンとなる。ロシアではこうしたサービスの需要が高まっており、その市場規模は非鉄及び貴金属部門だけで年間3,00bRUB(ロシアルーブル)以上と見積もられている。しかし、現在ロシアではこの市場の80%を外国のゼネコンが占めており、この取引により、ロシアのエンジニアリング、工業生産、建設の発展が促進されるだけでなく、輸入代替問題への貢献も期待される。

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