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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2020年8月21日 北京 塚田裕之

中国:工業情報化部、2020年上半期の鉄鋼業界の運営状況を発表

 工業情報化部原材料工業司は、2020年上半期の鉄鋼業界について、新型コロナウイルスの影響が次第に弱まり、生産・操業が回復し、生産経営は安定的な傾向にあると発表した。
1. 鉄鋼業界の生産の好調が続く
 2020年6月の銑鉄、粗鋼、鋼材の国内生産量は、それぞれ7,764万t(前年同月比4.1%増)、9,138万t(前年同月比4.5%増)、11,585万t(前年同月比7.5%増)であった。2020年1~6月の銑鉄、粗鋼、鋼材の国内生産量は、それぞれ4.33億t(前年同期比2.2%増)、4.99億t(前年同期比1.4%増)、6.06億t(前年同期比2.7%増)であった。
2. 鋼材価格は低水準で変動する
 中国鋼鉄工業協会によると、2020年6月の中国鋼材価格指数(CSPI)の平均値が103.1となり、前月比で5.4%下がった。2020年1~6月の同平均値は101.0となり、前年同期比7.7%下がった。
3. 鋼材の貿易圧力が強まる
 税関総署によると、2020年6月の鋼材輸出量は、前年同月比30.2%減の370.1万tで、輸入量は前年同月比98.7%増の187.8万tであった。2020年1~6月の輸出総量は、前年同期比16.5%減の2,870.4万tで、輸入量は前年同期比26.1%増の734.3万tであった。
4. 経済的収益が大きく減少
 国家統計局によると、2020年6月、鉄金属の冶金と圧延加工業界の売上額は前年同月比6.0%増の6,391億元に達し、収益総額は前年同月比35.3%増の347.5億元であった。2020年1~6月の売上額は、前年同期比3.8%減の31,860.4億元を達成。収益総額は前年同期比40.3%減の840.8億元であった。
5. 鋼材の在庫数は高水準を維持
 中国鉄鋼協会によると、2020年6月下旬、重要統計企業の鋼材在庫が前年同月比239万t増(前年同月比21.3%増)の1,362万tであった。国内の主要鋼材市場に取り入れられている5種の鋼材(中鋼板、冷延薄鋼板、熱延薄鋼板、線材および異形棒鋼)の在庫数は、前月比96万t減の1,216万tで、下げ幅は7.3ポイントであった。前年同月比では71万t増加し、増加幅は6.2ポイントであった。
6. 鉄鉱石輸入量、輸入価格が共に上昇
 税関総署によると、2020年6月の鉄鉱石輸入量は、前月比16.8%増の10,168万tで、前年同月比35.3%増加した。輸入平均価格は、前月比10.0%増の100.8US$/tであった。2020年1~6月の輸入総量は、前年同期比9.6%増の54,691万tで、輸入平均価格は、前年同期比0.9%増の90.2US$/t、第1四半期と比べ1.8%増加した。
7. 鋼材の消費が伸び続けている
 2020年6月、粗鋼の国内見かけ消費量は、前年同月比8.6%増の9,031万tであった。2020年1~6月の見かけ消費量は前年同期比3.8%増の48,066万tであった。川下の鉄鋼の使用状況から見ると、第1四半期と比べ、第2四半期の不動産分野における新規建設面積、自動車生産、船舶生産量はそれぞれ145.8%、87.1%、55.9%の伸びとなり、鉄鋼生産量増の力強い支えとなった。

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