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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 その他 ニッケル
2020年8月24日 シドニー Whatmore康子

豪:BHP、化石燃料を縮小して銅・ニッケルに注力と資産構成を方向転換

 2020年8月18日付けの地元メディアによると、BHPは同社の資産構成において、高品位の原料炭を除く石炭や石油など、総価値で10bUS$に相当する化石燃料資産を売却などによって縮小する一方で、今後数十年間における電気自動車(EV)の普及に伴い需要が拡大する見通しである銅やニッケルの資産を強化することを検討していると明らかにした。BHPは同社が権益の80%を保有して三井物産と共同操業するQLD州South Walker Creek炭鉱及びPoitrel炭鉱も、両炭鉱の生産物が中程度の品位の原料炭であることから売却の対象としているが、買い手候補として米Peabody Energy社が有力であるとメディアは報じており、その理由として両炭鉱がPeabody社の操業するCoppabella炭鉱とMillenium炭鉱(いずれも原料炭)に隣接し、これらの炭鉱とインフラを共有していることを挙げている。一方、BHPの鉄鉱石事業は2019/20年度のEBITDAが鉄鉱石価格の値上がりを背景に14.6bUS$と前年度の11.1bUS$を大きく上回り、同社の同年度におけるEBITDA総額の66%を占めた。BHPは今後の鉄鉱石価格について、COVID-19流行で減少したブラジルや南アの鉄鉱石輸出量が今後回復することが疑わしいことや、中国における製鉄所の活動が2020暦年の残り期間も活発となる見通しであることから、高値が継続するとの予測を立てている。

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