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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類 ネオジム プラセオジム
2020年8月25日 北京 塚田裕之

中国:2020年1~7月のレアアース輸出、前年同期比20.2%減、一部製品価格は高騰

 中国税関総署によると、中国の2020年1~7月のレアアースの輸出規模は、前年同期比で5,739.8t減少し、22,735.8tとなり、減少幅は20.2%となった。そのうち、7月の輸出は1,620.3tで、前年同月の5,243.4tから69.1%減と大幅に減少し、前月の2,893tから約32.7%減少した。中国はレアアース埋蔵量が最も豊かな国である。米国地質調査所(USGS)の報告書によると、中国のレアアース埋蔵量は44百万tに達し、世界全体の総埋蔵量の約38%を占めている。
 2020年7月8日、中国工業情報化部は、2020年レアアース供給指標通知(第1期)を公表し、採掘、製錬分離総量規制指標をそれぞれ66,000t、63,500tと設定した。供給制限により、買上げ備蓄への期待も高まり、国内レアアース価格は上昇し続けている。
 上海証券報によると、中国レアアース産業協会は、8月5日にレアアース価格指数を発表、前月比4.12%増の14.6ポイントとなった。年初からの増加幅は9.98%に達した。特に、軽希土系プラセオジム・ネオジム系製品価格は高騰し、生意社の8月6日データによると、プラセオジム・ネオジム酸化物価格は1t当たり6,500元上昇し、31.25万元/tに達した。プラセオジム・ネオジム金属価格は1t当たり5,000元上昇し、39.05万元/tとなった。
 情報によると、中国のレアアース製錬・分離の純度は、既に99.999%に達している。2018年時点で中国のレアアース関連の特許出願件数は、他囯の特許出願件数の合計を上回っていると見る向きもあり、中国国内企業のレアアース生産技術は大きく進展し続けている。

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