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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2020年8月26日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州のリチウム産業、電気自動車の普及に伴い有望性が高まるも政府支援が今後も重要に

 2020年8月21日付けのメディアによると、コンサルタント企業Australian Venture Consultantsは、WA州鉱物エネルギー会議所(CMEWA)と鉱業探鉱企業協会(AMEC)の共同委託を受けて作成したWA州におけるリチウム産業の見通しに関する報告書「A case for building resilience into Western Australia’s lithium industry」を発表した。同報告書によると、WA州で近年活発化するリシア輝石の採掘や水酸化リチウム製造などのリチウム産業は、電気自動車(EV)の普及によって有望性が高まっているとされている。同報告書では、携帯機器や電力貯蔵システム(ESS)、EVなど用のリチウムイオン電池(LIB)に使用されるLiのLi需要全体に占める割合が今後数年間で50%から80%以上に増加し、中でもEV向けLIBによる需要が占める割合は60%から90%近くに増えて、この用途の素材に適するとされる水酸化Liの需要は、炭酸Liの需要を上回ると予測されている。その一方で同報告書は、WA州のLi採掘産業はLi価格の低迷などの影響を受けており、今後短中期的にはロイヤルティの軽減、インフラ支援、プロジェクトにおける認可プロセスの迅速化などを通じた政府支援がこれらの産業にとって非常に重要となると分析している。

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