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鉱種:
2020年9月2日 シドニー Whatmore 康子

PNG:PNG政府が国営企業にPorgera金鉱山の特別採掘権を付与、PNG議会の野党など各方面から反発が噴出

 2020年8月31日付けのメディアによると、PNG政府はPorgera金鉱山の特別採掘権(SML)を、国営企業Kumal Minerals(KMHL)社に付与したと発表した。同鉱山はこれまで、加Barrick Gold社と中Zijin Mining Group(紫金鉱業集団)社が各47.5%、同鉱山の地元土地所有者が5%の権益を保有して操業されていたが、PNG政府はBarrick社とZijin社のSMLが2019年8月に期限を迎えた後、両社による更新の申請を却下していた。今回のKMHL社に対するSML付与については、Porgera鉱山の地元土地所有者やPNG議会の野党Papua New Guinea党が強い反発を示しており、同党Belden Norman Namah党首が「COVID-19流行により経済が打撃を受ける中、PNGに対する投資家の信頼を損ね、3,000人近くの雇用にも影響する軽率な判断だ。」と述べたほか、土地所有者団体は「国営企業にSMLを付与することは、我々からPorgera鉱山に関する権利をはく奪するという動きである。」とコメントしている。また、Barrick社もKMHL社へのSML付与は不当であるとして、これに関するPNG政府との交渉が進まない場合は、国際的な仲裁機関に訴えることも辞さないとしている。

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