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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年9月7日 リマ 栗原健一

ペルー:エネルギー鉱山省、建設段階のプロジェクト5件のうち2件が停止中とコメント

 2020年9月2日付け地元業界紙によると、Galvez鉱山副大臣は、建設段階にあるプロジェクト5件の進捗状況について、Quellaveco銅プロジェクト(Moquegua州、投資額5,300mUS$)、Mina Justa銅プロジェクト(Ica州、1,600mUS$)、Santa Maria選鉱プラント拡張プロジェクト(La Libertad州、110mUS$)の3件はCOVID-19の影響を受けつつも段階的に建設活動を再開している一方で、Toromocho銅鉱山拡張プロジェクト(Junin州、1,355mUS$)とAriana銅プロジェクト(Junin州、125mUS$)の2件は現在停止状態にあることを明らかにした。
 同副大臣によると、このうちToromocho銅鉱山拡張プロジェクトは、2020年3月に提出された環境影響詳細調査修正書(MEIAD)が持続可能環境投資許可庁(SENACE)で審査中となっているとコメント、同鉱山ではこれまで、より小規模の変更を行うための技術根拠報告書(ITS)によって選鉱プラントの20%拡張を実行したものの、今回の拡張第2フェーズではさらに30%への拡張(当初比)が計画されていることから、ITSではなくMEIADの承認が必要とされていると説明した。その上で、エネルギー鉱山省(MINEM)としても同MEIADの審査ができるだけ短期間で完了するようSENACEとコーディネートしたいとの考えを示した。
 一方、Southern Peaks社のAriana銅プロジェクトに関しては、本プロジェクトで設置が計画されている廃滓堆積場によるRimac川の汚染を危惧する市民団体が、プロジェクト停止を求める訴訟を起こし、現在この訴訟プロセスが進行していることを明らかにした。さらに、同プロジェクトは法律に基づくMINEMによる許認可を全て取得しているほか、MINEMの技術チームによる分析の結果、同プロジェクトによる環境リスクは存在しないとの結論に至ったにもかかわらず訴訟が行われ、司法による判断を待たなければならない状況にあると説明した。

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