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2020年9月24日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:財務省、鉱物抽出税引き上げで90bRUBの増収を見込む

 2020年9月15日付けの地元報道等によると、予算補填の新たな財源を模索するロシア財務省は、来年から一部の肥料や非鉄金属鉱石の抽出税を3.5倍に引き上げる方針としている。この税法改正案は、2020年9月15日、政府立法委員会で審議された。その主な部分は、炭化水素採掘による追加利潤税の改正に関するものであったが、改正案には肥料と一部鉱石の採取税を3.5倍に引き上げるとの規定も盛り込まれた。
 改正案は、2021年1月1日からカリ塩、燐灰石・霞石鉱石、燐灰石、リン鉱石、天然塩及び純塩化ナトリウム、霞石、ボーキサイト、非金属鉱業原料、非鉄金属標準鉱石、鉄鉱石に対する鉱物採取税率に3.5の「レント係数」を適用することを予定している。すなわち、税率引き上げは、石炭、ダイヤモンド、金、泥炭および一般的原料を除く全種類の固体鉱物に及ぶことになる。
 業界では、この措置により税金支払額が年間90bRUB(ロシア・ルーブル)増加すると見ており、市場参加者は税負担増加に強く抗議している。新制度で特に影響を受けるのは、肥料生産者(PhosAgro社、EuroChem社、Uralkali社)と製錬企業(Norilsk Nickel社、NLMK社、Rusal社)である。例えばNorilsk Nickel社は2019年に14.3bRUBの鉱物抽出税を支払っている。

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