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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年9月24日 北京 塚田裕之

中国:2020年8月、国内銅カソード生産状況について

 安泰科によると、2020年8月のサンプル企業22社(※)の銅カソード生産は前年同月比1.74%減の72.55万tで、前月比5.59%増となった。8月の国内製錬所の点検・検収作業は減少したものの、銅精鉱の加工費が過去最低値にあり、一部銅製錬企業が引き続き通常生産を制限しているため、1~8月の生産量は、前年同期比1.75%減の551.42万tであった。
 22社のうち、生産規模100万t/年以上の企業の8月の生産量は、前年同月比2.41%増の43.35万tで、前月比では5.65%減となった。前年同月比や前月比の生産量の増加は、主に銅陵、中国銅業有限公司、金川集団の生産回復によるものである。生産規模30万t/年以上100万t/年以下の企業の8月生産量は、前年同月比26.22%減の13.17万tで、前月比4.27%減となった。生産規模10万t以上30万t以下の企業の8月生産量は、前年同月比17.38%増の16.03万tで、前月比15.15%増となった。大半の企業で点検作業が完了し、生産量が増加した。9月には一部の中小規模銅製錬企業で点検実施が予定されているが、大規模企業ではほぼ予定されていないため、国内の銅カソード生産への影響は低い。国内9月の銅カソード生産量は安定して増加し、サンプル企業22社の銅カソード生産は73万t前後に回復する見込み。
(※安泰科の調査対象となったサンプル企業22社の累計精製銅生産能力は年間900万tを超え、国の現在の総生産能力の80%以上を占める。2019年の生産量は国内生産の約95%を占めた。生産規模100万t以上の企業は4社で、合計年間総生産能力は515万t、生産規模30~100万t企業は4社で年間総生産能力は205万t、生産規模10~30万t企業は14社で年間総生産能力は204万tとなっている。)

2020年8月サンプル企業の銅カソード生産統計(単位:万t,%)
企業生産能力規模 8月の生産 前年同月比% 前月比% 1~8月合計 前年同期比%
≥100 43.35 2.41 5.65 341.09 6.05
30≤X<100 13.17 -26.22 -4.27 103.28 -19.80
10≤Y<30 16.03 17.38 15.15 107.05 -3.39
合  計 72.55 -1.74 5.59 551.42 -1.75

出典:安泰科

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