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2020年9月24日 北京 塚田裕之

中国:寧徳時代(CATL)、海外債券発行へ

 現地報道によると、車載電池中国最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は1.5bUS$の海外債券を発行した。債務格付けはBaa 1/BBB+/-(Moody’s / Standard & Poor’s / Fitch)で、5年物と10年物がある。資金調達規模は1bUS$と0.5bUS$に設定されている。最終注文は13.5bUS$を超え、調達予定額の9倍超となった。
 今回の債券発行は、CATLにとって海外資本市場での初めての資金調達で、調達手段の多角化、調達構造の最適化を実現し、同社の事業開発・発展のための資金需要を満たすことができる。同時に、グローバル戦略を強力に保障する。2019年11月6日、CATLは、既存または新規に設立された海外の全額出資子会社を主要発行体として、0.8bUS$以下の海外債券を発行すると発表していた。
 CATLは2017年以降、フランス、アメリカ、カナダ、日本で子会社を設置した。2018年にドイツでドイツ時代新エネルギー科学技術有限公司(Thüringen州)を設立し、海外初の生産拠点の建設を開始した。当該建設工事は2期に分け実施され、2021年に稼働予定である。
 CATLの2020年1~6月の売上高は前年同期比7.08%減の188.29億元で、純利潤額は前年同期比7.86%減の19.37億元であった。新型コロナの影響で需要減が深刻化し、新エネ車の生産・販売台数が前年同期より大きく下落、駆動用バッテリーの売上額も減少した。近年、国内の新エネ車業界は急速に成長しバッテリー需要も急増するなか、バッテリー業界の主要企業として、CATLの動向には注目が集まっている。今般の新たな動きは、企業自身の資金フローを向上させ、研究開発面などで資金提供することにも役立つ。新エネ車市場のさらなる回復に伴い、駆動用バッテリーの需要も徐々に回復し、CATLは「当然このような好機を見逃すことができない」とコメントしている。

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