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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2020年9月29日 北京 塚田裕之

中国:2020年7月の国内精製亜鉛の生産について

 安泰科が国内49社製錬所(総生産能力628万t)の生産統計調査を実施したところ、2020年1~7月の亜鉛及び亜鉛合金の生産総量は、前年同期比1.9%増の291.6万tであった。そのうち7月の生産量は前年同月比0.2%増の43万tで、前月比2.7万t増であった。一日当たりの平均生産量は、前月比3.3%増加した。2020年6月の生産量を見直したところ、前年同月比6.5%減の40.3万tであった。2020年第2四半期の生産調整を行った上で、7月の月間生産量は2019年7月と同水準まで回復した。夏季の月間生産量の大幅な増産は、過去数年において比較的珍しいケースである。主に内モンゴル、雲南、安徽などの地区で製錬所が点検作業を終え、復旧したことが生産増加に寄与した。四川、陝西、湘西などの一部地域でも生産能力が徐々に再開され、生産量が増えた。 
 製錬所の状況から判断すると、7月以降、亜鉛価格と加工費の大幅な回復、需要の継続的な増加及び一連の生産調整の実施後、製錬システムや原料調達が整備され、製錬所の生産意欲が全面的に高まっている。安泰科の統計によると、8月初めの主要製錬所の在庫数は4万tで、7月初めと比べ1.5万t低減した。統計によると、2020年1~7月のサンプル企業の合計生産量は昨年同期比5.5万t増加した。年内、残りの月間平均生産量は前年同期の水準を下回らないと見込まれている。8月には、内モンゴル、河南、広東などの製錬所では、一部で新規点検作業が行われるが、安徽、湘西、広西などの地域では生産増加が見られる。8月の月間生産量は前月より6千t増の43.6万tとなり、9月の生産量はさらなる増加が見込まれる。

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