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2020年10月8日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Polyus社、Rostec社持分の早期買収でSL Gold社を完全取得へ

 2020年9月23日付けの地元報道等によると、ロシアの産金最大手Polyus社は、SL Gold社(Sukhoi Log鉱床の開発ライセンスを保有)におけるRostec社持分の買収を早める意向を発表した。Polyus社は、2022年のオプション行使期限を待たずに128.2mUS$を支払い、SL Gold社における自社持分を78%から100%に引き上げることになる。
 Sukhoi Log鉱床の資源量は63.3oz、プロジェクトの投資見積額は2.0~2.5bUS$である。同鉱床での生産は2026年に開始される可能性がある。Polyus社は、1oz当たり420~470US$のキャッシュコストで年間1.6百万ozの金生産を予定している。
 発表によると、2016年12月16日、当時SL Gold社の51%を所有していたPolyus Krasnoyarsk社は、Rostec社との間でSL Gold社におけるRostec社持分23.9%を138.9mUS$で取得する一連のオプション契約(オプション行使期間は2017~2022年)を締結した。2017~2020年に、Polyus社はこのうちの13.2%分を76.4mUS$で取得しており、残りの10.7%に対する支払残額は約62.5mUS$となっている。
 2017年7月、Polyus Krasnoyarsk社は、さらに25.1%を145.9mUS$で取得する(支払いは2017~2022年にPolyus社の株式で行う)オプション契約を締結した。2017~2020年に、Polyus社はこのうちの13.8%分を80.3mUS$で取得し、Polyus社の株式で支払った。2020年9月23日、Polyus Krasnoyarsk社とRostec社は、2017年に締結した一連のオプション契約を変更することで合意した。これにより11.3%分をPolyus社の株式ではなく65.7mUS$の現金で取得し、利用可能なPolyus社のコールオプションを全て行使することが可能となる。
 この結果、Polyus社は、Rostec社の残りの持分22%を全て現金で買収し、SL Gold社を100%取得することになる。

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