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2020年10月8日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社、産業安全に約1.3bUS$投資へ

 2020年9月29日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、タイムィル半島におけるエネルギーインフラの最大限の安全性確保に向け、2020~2024年のインフラ近代化への投資を100bRUB(ロシア・ルーブル:約1.3bUS$)以上増額する。
 計画では、新規成長プロジェクトへのエネルギー供給を目的として立ち上げられたタイムィル半島のエネルギーインフラ施設に対する大規模な投資プログラムを拡大する。プログラムで新たに重点が置かれるのは、永久凍土上に建設された施設を含む全ての施設の安全性向上である。投資プログラムには、火力発電所及び水力発電所の設備交換、送電網・ガス輸送システムの近代化、貯蔵施設の設備更新が含まれる。
 Norilsk Nickel社のS.Dyachenko COOは、「特に重視したのは永久凍土の状態の問題である。当社は、自社生産施設とNorilsk工業地区の住民を支えているインフラの最大限の安全性確保に向け、永久凍土地帯の状態とタイムィル半島の気候変動による影響に対する体系的監視を拡大する予定である。」と説明している。
 2020年5月29日、Norilsk市の第3熱併給発電所(Norilsk Nickel社傘下のNorilsk-Taymyr Energy Company(NTEC)が所有)で、ディーゼル燃料タンク一基が支柱の急激な沈下により損傷し、約21千tの燃料が流出した。連邦自然利用分野監督局(Rosprirodnadzor)は、環境被害額を約148bRUBと算定したが、Norilsk Nickel社は算定方法に同意せず、独立した専門家による査定を行うと発表している。

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