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ニュース・フラッシュ

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2020年10月21日 バンクーバー 武市知子

加:山東黄金社による加産金企業の買収提案に対し、連邦政府が国家安全保障審査を実施

 中国国営企業Shandong Gold Ming(山東黄金礦業)社は、5月に207.4mC$で加TMAC Resources社に買収提案を行った。しかしながら加連邦政府はこれに先立つ4月に、COVID-19の影響に鑑みて買収案件の審査を強化することを発表しており、カナダと中国の政治的緊張が高まる中、連邦政府は本買収提案に関し国家安全保障審査を行うこととなった。
 TMAC社がNU準州に保有するDoris金鉱山は、大西洋と太平洋をつなぐ国家安全保障上の観点から、極めて重要な北西航路の海岸近辺に位置している。従い連邦政府としては、本買収提案が中国によるカナダ領北極地域の産業化を進める長期的戦略の一環であるか否か気に掛けていると考える識者もいる。
 TMAC社と山東黄金社は、今回の措置は安全保障上のリスクを生むものではなく、カナダに利益をもたらすと主張している。なお、Doris金鉱山ではミルの低生産性を含む多数の問題を抱えており、それらを解決するためには約700mC$の資金が必要とされている。

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