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鉱種:
2020年10月26日 ロンドン 倉田清香

その他:ILZSGの鉛需給予測、2020年は276千t、2021年は192千tの供給過剰

 2020年10月16日及び19日、新型コロナウイルスのためウェブ会議で国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)が開催され、2020年及び2021年の鉛需給予測について協議が行われた。2020年及び2021年の鉛需給バランスについて、2020年は276千t、2021年は192千tの供給過剰と予測した。
 供給サイドについて、鉛鉱石生産量は、2020年は前年比4.7%減の4.50百万t、2021年は前年比4.8%増の4.72百万tと予測した。2020年は新型コロナウイルスによる制限措置がボリビア、メキシコ、ペルー及び南アを含む多くの国に影響を与えた。2021年は、主に豪州、ボリビア、インド、カザフスタン、メキシコ、ペルー、南アにおける供給量が増加すると見込んでいる。しかし、ポーランドでは2020年12月にOlkusz-Pomorzany鉱山が閉鎖するため生産量が大幅に減少すると見込まれる。
 鉛地金生産量は、2020年は前年比4.3%減の11.66百万t、2021年は前年比3.6%増の12.08百万tと予測した。2020年は、豪州において増加する一方、ベルギー、中国、フランス、インド、韓国、メキシコ及び米国を含む多くの国で減少するほか、カナダでは2019年12月にスイスGlencoreのBelledune製錬所が閉鎖し、ドイツでは2020年7月にNordenham製錬所が一時停止することにより減少することが見込まれる。2021年は、中国及びインドにおいて大幅な生産量の増加が見込まれるほか、ベルギー、フランス、イタリア、日本、メキシコ及び米国においても増加が見込まれる。
 需要サイドについて、鉛地金消費量は、2020年は前年比6.5%減の11.39百万t、2021年は前年比4.4%増の11.89百万tと予測した。中国においては、2020年は主に自動車生産量が減少することにより前年比1.6%減少し、2021年は同0.4%増加すると見込んでいる。一方、欧州及び米国では自動車部門の新型コロナウイルスによるロックダウンの影響等により2020年はそれぞれ前年比9.7%、7.5%減少するものの、2021年には回復し、それぞれ前年比7.9%、2.6%増加すると見込んでいる。

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