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鉱種:
亜鉛 その他
2020年10月27日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:Zacatecas州Mazapil自治体の自然保護区指定に関する合意案提出、各関係者間で討論会を開催

 2020年10月22日付け専門紙によると、Peñasquito多金属鉱山をはじめとする複数鉱山があるZacatecas州Mazapil自治体を自然保護区と指定する合意案がZacatecas州議会に提出され、これに関連し鉱山企業関係者らとの討論会が実施された。2020年8月、Zacateacs州の国民再生運動(Morena)および労働党(PT)の下院議員らが経済省に対し、メキシコ全土における更なる鉱業コンセッションの付与を認めないほか、Mazapil自治体を新たな自然保護区と指定する内容の合意案を州議会の常任委員会に提出した。複数鉱山企業の要望を受け全2回の討論会開催が決定され、2020年10月21日に開催された第1回討論会では、同州経済省のほか加Newmont社、墨Fresnillo社、墨Minera Frisco社、加Orla Mining社、同州鉱業クラスター、メキシコ鉱業協会等の代表者が参加し、合意書の内容に関する協議のほか鉱山企業が国や州に貢献している納税、雇用機会の提供などについて意見が交わされた。第2回討論会は2020年11月に予定され、会期中に常任委員会が然るべき判断を下せるよう、鉱山企業および関連団体が地元住民および州議会議員らに対し意見を表明することが予定されている。鉱山企業各社は、Mazapil自治体を自然保護区と定めることに反対の意を示し、同自治体の雇用や企業による支援を失うほか、連邦政府に対しても法的不確実性が高まることで投資減少につながると指摘した。関係議員らは、これまでの採掘活動において大量の水資源が消費され地元住民に苦難が生じているほか、Zacatecas州は鉱山企業が生み出す利益の恩恵が受けられず、鉱山労働者に対する給与は「飢餓的低賃金」であると指摘し、鉱山開発に反対しているのではなく、住民の人権や健康、生命、自然環境が犠牲となっていることに対する措置であると主張した。

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