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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2020年10月30日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTVI、Inalumへの株式20%譲渡手続きが完了

 2020年10月7日付けPTVI(PT Vale Indonesia)のニュースリリース等によると、PTVIのPT Inalum(PT Indonesia Asahan Aluminium(Persero))への株式20%譲渡について、譲渡手続きが同10月7日付けで完了したと発表したとのこと。譲渡・売却総額は5,520bIDR(インドネシア・ルピア:約39.7十億円)、VCL(Vale Canada Limited.)から株式全体の14.9%、住友金属鉱山から5.1%が、Inalumに売却された。PTVIのニュースリリースによると、取引完了後の株主構成は、VCL 43.79%、Inalum 20.00%、住友金属鉱山15.03%、ヴァーレジャパン0.55%、住友商事0.14%、一般株主20.49%となる。PTVIのNico Kanter CEO兼社長は、「この売却により同社はインドネシアの発展に貢献し続けるための適切な立場に立つことができた。また、この長期的な戦略的パートナーシップ及び取り組みの強化はすべての関係者にとって非常に価値がある。」と述べた。
 なお、この株式譲渡は、PTVIとインドネシア政府が2014年に締結した現在の修正鉱業契約(2025年が期限)に基づくもので、契約上では合計40%以上の株式の国内への資本譲渡が義務付けられ、一般株主(株式市場で流通)分を除く約20%を2019年10月14日までに国内へ売却する義務があることとなっていた。基本合意に達した2019年10月11日以降、契約文書の合意に時間を要したこと及びコロナ禍の影響により、予定より遅れてこのたびの譲渡手続き完了に至ったものである。
 また、2020年10月20日付け地元メディアによると、2020年1~9月のPTVIのニッケルマット生産量は前年同期比約10.4%増の55,792tになり、同CEO兼社長は前年比2.78%増の2020年生産目標73,000tの達成に楽観的な見通しを示した。また、同社が中部Sulawesi州Morowali県Bahodopi及び南東Sulawesi州Kolaka県Pomalaaで進めているニッケル製錬所開発2件については、コロナ禍の影響等により最終投資決定が2021年の前半にずれ込むだろうと述べたとのこと。

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