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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2020年10月30日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:ニッケル製品等の生産においてMorowali工業団地のシェアがトップに

 2020年10月21日付け地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省特別スタッフIrwandy Arif氏は、インドネシア国内のニッケル製品の生産シェアにおいて、中部Sulawesi州Morowali工業団地(IMIP)全体での生産が現在トップに立っている(ニッケル純分比較)ことを明らかにした。IMIP全体の生産量は、PT Vale Indonesia(PTVI)を抜いて2018年以降トップになっているとのこと。この中で、PTVIは2014年にはシェア77%でトップだったが、2018年以降はシェア22%まで減少している。また、国営非鉄金属会社Antamも19%から5%まで減少し、PT Virtue Dragon Nickel Industry(11%)、Harita Group(6%)も下回る生産量となっている。Arif氏は、PTVIとAntamのシェア減少の原因は生産能力増強に迅速さが欠けていることであると分析しており、シェアにはさらに2023年までの間に劇的な変化があるのではないかとコメントした。
 なお、IMIPでは、中国・青山集団(Tsingshan Holding Group)が中心となって、他の中国企業、インドネシア企業等とJVを組み、主にニッケル銑鉄(NPI)を生産、また、同団地内でニッケル鉱石からステンレス鋼まで一貫生産を行っている。約12~18か月毎に生産ラインが新設され、現在では合計32本の生産ラインが存在する。また、2020年中に生産ラインは40本に達するとのこと。一方、PTVIではHPAL(高圧硫酸浸出)法による南東Sulawesi州Pomalaaでの製錬所の建設が計画されている。

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