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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2020年11月4日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PT Trinitan、日系企業とのJVでニッケル・コバルト製錬所建設へ

 2020年10月27日付け地元メディアによると、PT Trinitan Metals and Mineralsは日系企業とJV会社を設立し、中部Sulawesi州Palu経済特区にニッケル・コバルト製錬所建設を計画しているとのこと。既に2020年9月に同経済特区内に建設予定地を確保済みで、2021年中に本格的に着工する計画。2023年にニッケル6千t/年、コバルト600t/年で操業開始、2029年には生産能力ニッケル100千t/年、コバルト10千t/年での操業を目標としている。2021年3月まで西Java州Bogor県にあるパイロットプラントにおいて、同社が2020年9月に特許を取得した段階温度硫酸浸出(STAL)技術を用いて事業化調査を実施する計画。この調査結果により、製品としてニッケル・コバルト混合水酸化物(MHP)を販売するか、ニッケル地金・コバルト地金を販売するかを決めることになる。いずれにせよ、主にEV向けリチウムイオン電池の原材料用途として、日本企業への販売を計画している。また、このSTAL技術により、2020年1月以降に再度輸出禁止になっている低品位ニッケル鉱石(Ni品位1.7%未満)も原料として使用可能となるとのこと。なお、JV相手方企業名や投資総額は明らかにされていない。
 なお、2020年10月30日付け地元メディアによると、同社は10月28日にPalu経済特区において本製錬所の起工式を開催した。また、建設と並行して実施する上記事業化調査は、日本の大手企業2社が実施する予定とされている。

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