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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2020年11月6日 リマ 栗原健一

ペルー:Plateau Energy Metals社、Falchaniリチウムプロジェクト資金597mUS$を調達

 2020年11月2日付け地元業界紙によると、Macusani Yellowcake社(Plateau Energy Metals子会社)のSolis社長は、Falchaniリチウムプロジェクト(Puno州)向けの資金として597mUS$を調達したことを明らかにした。同社長は、本資金はヨーロッパの投資信託に由来するもので、同プロジェクトで必要な投資額844mUS$の過半に相当するとした一方、残りの資金の調達にも取り組みたい考えを示した。
 また、現在同プロジェクトで最優先の目標は、炭酸リチウム換算で4.7百万t以上とされる資源量を、確定埋蔵量に変換することであるとし、2021年7~8月には確定埋蔵量を把握しバンカブルとなることを見込むこと、現時点の資源量でマインライフが36年となる見通しであることなどをコメントした。
 なお、多くの国外企業からのコンタクトを受けているものの、今のところ同プロジェクトの売却や権益譲渡の意図はないと表明、2020年11月には同プロジェクトの環境影響調査作成を開始し、2022年に本調査の承認と鉱山建設開始を、2023年に生産開始を予定している旨コメントした。また当初3年間の炭酸リチウムの年間生産量は25千tで、その後段階的に増産し操業6年目までに80千tの規模に達したい考えを示した。
 さらに、Falchaniリチウム鉱床(の開発)は露天採掘で、直近の試験では炭酸リチウムの純度が99.82%と世界で最高レベルであるとした。さらに、同鉱床はウランを伴うものではないことから、開発にあたっては、現在政府が(同鉱床のリチウムはウランを伴うとの前提で)準備を進めている放射性物質の開発に係る制度の策定を待つ必要はないとの考えを表明した。
 その上で、同鉱床の近傍に位置するMacusaniウラン鉱床に関しては、Falchaniリチウム鉱床での生産により利益が得られるようになった後、段階的に開発に着手するとの考えを明らかにした。

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