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ニュース・フラッシュ

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2020年11月6日 リマ 栗原健一

ペルー:Lupaka Gold社、Invicta金プロジェクトに関し国際仲裁を申請

 2020年11月2日付け地元業界紙によると、Lupaka Gold社(本社:バンクーバー)は、Invicta金プロジェクト(Lima州)における道路封鎖の解除をペルー政府に要請したにもかかわらず、政府からの支援が得られなかったことを理由として、国際投資紛争解決センター(ICSID)に仲裁申請を提出した。
 同社の説明によれば、本プロジェクトでは2018年9月までの時点で地権者であるLacsangaコミュニティとの合意に基づき、3,000mの地下作業や29kmのアクセス路造成などを実施済みであった。しかし、同年10月にParánコミュニティによるプロジェクトへの襲撃やアクセス路封鎖が行われた。プロジェクトを実施していたInvicta Mining社(Lupaka Gold子会社)はLacsangaコミュニティと共に、政府や警察に対して道路封鎖の解除を要請したものの、支援は得られなかった。一方、同社は同プロジェクト開発資金の融資元に対して、生産開始後に発生するキャッシュフローによる返済を計画していたが、道路封鎖によりプロジェクトへアクセスできず、生産ができないために返済がかなわず、2019年8月に融資元による差し押さえが執行され、同社は全投資を失った。
 このような経緯からLupaka Gold社は、同社の損失はペルー政府による対応の結果もたらされたものだと主張、仲裁申請はカナダ・ペルー間の自由貿易協定(FTA)824条とICSID条約36条に基づくものであるとし、ペルー政府に100mUS$以上の賠償を請求している。

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