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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン リチウム
2020年11月11日 リマ 栗原健一

ペルー:地質鉱業冶金研究所(INGEMMET)とMacusani Yellowcake社、失効鉱区を巡り対立

 2020年11月3~9日付け地元業界紙等によると、Macusani Yellowcake社のMacusaniウランプロジェクトやFalchaniリチウムプロジェクト(Puno州)を構成する151鉱区のうち32鉱区が、2018年半ばに鉱区維持料の支払いの遅れを理由に地質鉱業冶金研究所(INGEMMET)によって取り消された。
 同社は、2019年初頭にエネルギー鉱山省(MINEM)の鉱業審議会に不服申し立てを行ったものの、本申し立てが却下されたため、司法に対し本取消決定の差し止めを請求、2019年11月に17鉱区の鉱業権取消に関する差し止めが認められた。一方、残り15鉱区に関してはCOVID-19に係る一連の活動制限により手続きが遅れていたが、2020年8月に再開され司法判断が待たれる状況となっていた。しかし、INGEMMETは2020年11月2日、全国の失効鉱区などを対象とした鉱区請願受付イベントを実施、これら15鉱区のうち9鉱区を自由請願対象の鉱区リストに加えた。
 このことに、Macusani Yellowcake社は反発を表明、同社のUlises社長はペルー政府機関に対する信用性を失墜させ不安定性を招くものだとしたほか、同社による本プロジェクトへの投資額を縮小するとの方針を示した。また、9鉱区のうち1鉱区はリチウム、2鉱区はウランが存在する鉱区であると伝えた。
 一方、INGEMMETのLuna前長官は、2年間連続で鉱区維持料が期限までに支払われない場合、鉱区が失効することは鉱業一般法に定められた規定であるとし、同社は適切な支払いを行わなかったために鉱区失効となったと説明した。また、32件の鉱区に関する係争とは別途、同社が並行的に探鉱活動実施のための諸手続きを開始することは可能だとコメントした。

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