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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベリリウム
2020年11月11日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Rostec社子会社RT-Capital社、30年ぶりに新規ベリリウム鉱区の開発を開始

 2020年10月30日付の地元報道等によると、国営企業Rostec社の子会社のRT-Capital社が保有するMariinsky鉱山(スヴェルドロフスク州)が30年ぶりに新規採鉱場開発とエメラルド・ベリリウム鉱区の建設を開始した。これにより、貴石の採掘・加工だけでなく、ベリリウム採鉱場再建プロジェクトの立ち上げが可能になる。
 鉱山開発戦略実施の一環として、鉱石の連続的な採掘・処理に必要な資産を回復する取り組みが行われており、今年にも約36の施設(選鉱で発生する産業廃棄物の保管施設を備えた土地区画等)を取得する。
 ベリリウムの開発は官民パートナーシップの形で実施される予定で、現在、Rostec社の管理下で事業を支援する投資家の誘致が検討されている。Rostec社はこれまで、エメラルドとベリリウムの採掘をソ連時代に準備された鉱区で行ってきており、現在のペースを維持した場合、5年程度しか継続できない。計画的生産拡大に向けて新規鉱区の探査・開発に注力する必要に迫られている。
 Mariinsky鉱山は世界の3つのエメラルド鉱床の1つで、ロシアでは唯一の鉱床である。同鉱山では、年間94千tの鉱石が処理され、エメラルド150㎏、アレキサンドライト15㎏、ベリリウム5t以上が生産されている。

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