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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年11月20日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:国内複数貴金属プロジェクトの開発動向

 2020年11月18日付け専門紙によると、貴金属価格上昇に伴い各社が鉱山プロジェクト開発を推進しているところ、2021年に計11件の鉱山プロジェクトが生産を開始する見込みであると報じた。以下はそのうち複数プロジェクトの最新動向概要である。
・Rodeo金・銀プロジェクト(米Golden Minerals社、Durango州)
 Golden Minerals社は2020年11月17日付けニュースリリースでRodeoプロジェクト開発に係る最終的な環境許可を取得したことを発表した。2021年1月に採掘を開始し、同プロジェクトから115kmに位置するVelardeñaプラントにおいて鉱石処理を行う計画である。2020年に発表されたPEAによると、約2.5年のマインライフ中における生産量は金1.28t(41千oz)、銀3.67t(118千oz)でCAPEXは1.5mUS$、税引き後NPVは22.5mUS$と試算されている。
・Velardeña銀・金プロジェクト(米Golden Minerals社、Durango州)
 Golden Minerals社は、Rodeoプロジェクトからの生産によるキャッシュフローをVelardeñaプロジェクトの建設費として投じる計画である。開発投資額は10.3mUS$、マインライフ10年間の生産量は銀317.3t(10.2百万oz)、金3.70t(119千oz)で、金価格1,324US$/oz、銀価格16.23US$/ozとした場合のIRRは139%と試算されている。生産開始時期は2021~2022年と見込まれている。
・Tahuehueto金プロジェクト(加Telson Mining社、Durango州)
 Telson社は2020年4月に墨Trafigra Mexico社と交わした融資契約に関し、同社資産を担保とすることなどを条件とする信託契約を交わし、返済期限を2021年6月末に延長することで合意した。また、建設工事費用13mUS$の調達のため墨Accendo Bancoと12mUS$の融資契約を進めている。Telson社は資金調達が完了次第建設工事を再開予定で、建設期間は6~8か月と見込まれている。
・Cerro de Oro金プロジェクト(加Minera Alamos社、Zacatecas州)
 Minera Alamos社は同プロジェクトの予測鉱物資源量を金630千ozと発表し、同社がSonora州に保有するSantana金プロジェクトが生産段階に移行次第、Cerro de Oroプロジェクトの開発に係る決定を下すことが予定されている。建設開始時期は2021年と想定されているが、計画には各必要許可取得も含まれている。

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