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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年12月4日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:Ixtaca金・銀プロジェクトの鉱業コンセッション取得に係る訴訟が難航

 2020年12月1日付け加Almaden Minerals社の発表によると、同社がPuebla州に保有するIxtaca金・銀プロジェクトの鉱業コンセッション取得に係る訴訟に対し、高等裁判所は同社の主張を認めない判決を下した。この訴訟の経緯は以下のとおりである。
・地元先住民コミュニティがIxtacaプロジェクト開発により重大な環境問題が引き起こされる可能性を主張し、2015年にアンパロ訴訟(憲法権利保護請求)に発展。
・これを受けAlmaden社は同プロジェクトの鉱業コンセッションを破棄し、地元エヒードが保有する330haの土地を除く約7,000haに縮小した新コンセッションを取得するも、新コンセッションも同様にアンパロ訴訟の対象に。
・2018年12月、経済省鉱業部は旧コンセッションが有効との判断を下し、新コンセッションの取り消しを示す証明書を発行。
・2019年10月、Almaden社は新コンセッションの有効を主張し、高等裁判所に不服申し立てを実行。
 今回の判決で高等裁判所は、Almaden社が新たに申請したコンセッションが無効であり、過去に破棄されていた約14,000haのコンセッション(エヒード保有地を含む)が引き続き有効であるとする経済省の判断を支持する結果となった。Almaden社は訴訟の次なる段階に進むべく詳細な判決理由を求めており、同社幹部は「エヒードの所有地内における開発は全くもって関心外であり、そのことを証明するためにも新コンセッションの有効性が承認されることを願っている。地元コミュニティによる訴訟は連邦政府を相手取ったものであり、Almaden社を巻き込むことで現行の鉱業法を変えることが目的とされている。」と述べた。

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