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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2020年12月4日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州政府、リシア輝石の安値を背景にリチウム企業への一時的なロイヤルティ割引を適用

 2020年12月1日付けのメディアによると、WA州政府は、豪Pilbara Minerals社、豪Galaxy Resources社、豪Altura社の3社に対し、これらの企業がWA州で生産するリシア輝石精鉱に賦課されるロイヤルティの額を最長12か月間、50%の割引を適用することを決定したと明らかにした。WA州政府はこの割引に関し、対象とされる3社の経営が過去2年間に及ぶリシア輝石価格の下落によってリスクが生じていることが背景にあるとし、同政府のリチウムイオンバッテリー(LIB)産業を支援する戦略「Future Battery Industry Strategy」に基づき、割引の適用を決定したとしている。WA州政府は、この割引を適用する条件として、割引の対象となる企業がリシア輝石の生産を継続させること、これらの企業の被雇用者数が現在と比較して著しく減少しないこと、四半期におけるリシア輝石精鉱の平均価格が550A$/t以上とならないこと、などを挙げている。また、ロイヤルティ割引を受ける企業は、割引期間終了後の2年間において、割引額の全額をWA州に返済することが義務付けられている。現在、Pilbara社、Galaxy社、Altura社は、WA州においてそれぞれPilgangooraリチウム・タンタル鉱山、Mt Cattlinリチウム鉱山、Alturaリチウム鉱山でリシア輝石精鉱の生産を行っている。

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