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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タンタル リチウム
2020年12月10日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州上訴裁判所、中国Tianqi社による32.5mA$の負債返済に関する仲裁申し出を棄却

 2020年12月3日付けの地元メディアによると、WA州上訴裁判所は、中国Tianqi Lithium(天斉リチウム)社が、同社の下請け企業である豪MSP Engineering社への負債を巡る係争において申し出ていた仲裁の提案を棄却した。Tianqi社は、同社が操業するWA州Kwinanaリチウム製造工場のエンジニアリング業務を依頼したMSP社に対して32.5mA$の負債を抱えており、この返済を巡って同社との間で係争が生じていた。Tianqi社は同工場のコストが予測以上に膨れ上がっていることや、2019年6月にチリSQM社の権益23.8%を4.1bUS$で買収したことで資金繰りが悪化したことにより、同社が複数の債権者から借り入れた融資の返済も困難な状況になった。そのため、2020年11月30日の週に中国の国営CITIC(中信)銀行から同社が融資を受けた1.9bUS$の返済期限を26日間延期することとして、同銀行の合意を得たとされている。Tianqi社は資金繰り悪化の軽減や負債返済を行うため、WA州Greenbushesリチウム・タンタル鉱山の操業と拡張を行う豪Talison Lithium社に対し、権益51%の一部または全てを売却することを2020年4月から検討しているとされている。

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