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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル リチウム
2020年12月14日 ロンドン 倉田清香

EU:欧州委員会、バッテリー新規制案を公表

 2020年12月10日付けのプレスリリースによると、欧州委員会はEUバッテリー規制を現代化するための新規制案を公表した。EU市場に投入されるすべてのバッテリー(産業用、自動車用、電気自動車(EV)用及び携帯用)に関する義務的要件を提案している。欧州や世界中の産業において、より持続可能で競争力のある開発のためには、有害物質の使用が制限された責任ある調達による材料の使用、リサイクル材料の最低含有量、カーボンフットプリント、性能と耐久性、表示、収集目標とリサイクル目標の達成などの要件が不可欠であるとしている。2024年7月1日からは、カーボンフットプリントが公表された充電式の産業用及びEV用バッテリーのみを市場に出荷することができるとしている。また、携帯用バッテリーについては現在の45%である収集率を2025年には65%に、2030年には70%に引き上げるほか、その他のバッテリー(産業用、自動車用、EV用)については全て収集してリサイクルしなければならず、特にコバルト、リチウム、ニッケル、鉛などの貴重な材料については高水準のリカバリーが達成されなければならないとしている。加えて、この新規制案において、EVに使用したバッテリーの転用を容易にする枠組を定義しており、例えば定置用エネルギー貯蔵システムとしてのセカンドライフや、エネルギー資源としての電力網への統合が可能になるとしている。

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