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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト レアアース/希土類 タンタル ニッケル リチウム
2020年12月18日 シドニー Whatmore康子

豪:IGO社によるWA州Greenbushesリチウム・タンタル鉱山と水酸化Li製造工場の買収は、バッテリー金属の市場シェアを拡大するための戦略か

 2020年12月14日付けのメディアによると、豪IGO社が2020年12月に中国Tianqi Lithium(天斉リチウム)社からWA州Greenbushesリチウム・タンタル鉱山の権益の約25%及び同州Kwinana水酸化Li製造工場の権益49%を2bA$で買収することでTianqi社と合意したことに関し、この買収は電気自動車(EV)や燃料電池車に利用されるリチウムイオンバッテリー(LIB)等の材料となる金属資源の市場シェアをIGO社が拡大するための戦略であるとの分析がなされている。UBSによると、Li市場が2030年までにEVの普及などを背景に現在の8倍に拡大すると予測したうえで、IGO社によるGreenbushesリチウム・タンタル鉱山とKwinana水酸化Li製造工場が、Li価格が底値に達したとされる時機に買収されたことや、豪ドル建ての金価格が過去最高の水準に達した現在において、同社がWA州Tropicana金鉱山の30%を売却して買収資金の一部に充てるとされている点などが賢明であるとしている。IGO社は現在、同社の主要資産であるWA州Novaニッケル鉱山でLIB用のバッテリーグレードのニッケル、銅、コバルトを生産しており、同社のPeter Bradford社長は、「我が社がバッテリーグレードの金属において所有していない資産は、レアアースのみである。」と述べている。

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