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鉱種:
鉄鉱石 その他
2020年12月18日 シドニー Whatmore康子

豪:中国鋼鉄工業協会が豪州産鉄鉱石の高値について鉄鉱石大手に問い合わせ、中国政府に調査と取り締まりを行うよう要請も

 2020年12月15日付けの地元メディアによると、中国の製鉄産業団体である中国鋼鉄工業協会(CISA)は、豪州産の鉄鉱石が高値の傾向であることについて、Rio TintoとBHPの2社に問い合わせを行った。また、鉄鉱石価格のメカニズムに欠陥が生じているとして、中国政府の規制当局である中国証券監督管理委員会(CSRC)と国家市場監督課管理当局(SAMR)に、その調査と「違法行為に対する厳重な取り締まり」を要請したとされている。両社はこの問い合わせについては詳細を明かしていないが、産業筋によると、Rio Tintoが2020年12月14日の週に中国の当局者と協議を設ける予定であるとされている。CISAがこのような要請を行ったのには、中国では豪中関係の悪化に伴い製鉄の燃料として使用される豪州産原料炭の輸入に制限が設けられていることにより、製鉄所が豪州以外の地域から80US$/t以上のプレミアムが上乗せされた180US$/t以上という高値で原料炭を調達せざるを得なくなり、コストが膨れ上がっているという背景があるとされている。鉄鉱石価格は2020年12月11日に160US$/t近くとなり、同年2月における価格の約2倍に値上がりしたが、CISAが規制当局に要請を行ったことを発表した後は150US$/tに下落したとされている。

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