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ニュース・フラッシュ

鉱種:
プラチナ チタン アルミニウム/ボーキサイト コバルト ストロンチウム レアアース/希土類 ニオブ ボロン/ホウ素 リチウム
2020年12月22日 北京 塚田裕之

EU:ハイテク製品等の原材料確保に向けた計画を実施

 Mining.comの報道によると、EUはハイテク製品等に関して国内生産を拡大し、重要な元素であるレアアースの回収を高めることによって、30種の主要な原材料の安定的供給を確保する計画を開始した。300社余りの企業や商業関連の協会、あるいは政府を含む欧州原材料連盟(ERMA、European Raw Materials Alliance)は、重要な原材料の輸入依存の脱却を最初の目標としている。EUは、ハイテク製品に使われるレアアースの98%を中国に依存しているほか、供給源としてホウ素は98%がトルコ、リチウムは78%がチリ、プラチナは71%が南ア、ニオブは85%がブラジルにそれぞれ偏っている。EUイノベーション・技術研究院(EIT)原材料部のBernd Schäfer氏は、「ERMAの最も重要な役割は、EUでの原材料供給を確保し、EUの一次原材料や再生原材料に対する持続可能で社会的に責任のある投資機会を探すことだ。」と述べた。EUは価格の上昇に対応するため、2011年に主要原材料の備蓄を拡大し始め、過去10年の間に倍増した。EUは2020年9月、航空や医療向けとしてリチウム・アルミ・チタンを、また、電気自動車(EV)用の永久磁石向けとしてストロンチウムをそれぞれ主要原材料とした。分析によると、EV及び電力貯蔵の需要により、2050年にはEU27か国のリチウム消費量は60倍、コバルトは15倍に拡大し、EUのハイテク及び軍事設備に必要なレアアースは10倍以上拡大する見込みとされている。

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