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鉱種:
その他 ニッケル
2020年12月22日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTFIの国内新規銅製錬所建設、中国青山集団との協議も並行して実施中

 2020年11月26日付け地元メディアによると、Luhut Pandjaitan海事投資調整大臣は11月25日、ウェビナーの講演において、PTFI(PT Freeport Indonesia)の課題となっている国内新規銅製錬所の建設プロジェクトに中国青山集団が協力することにつき、11月24日夜に両社が協議を行ったことを明らかにした。新規銅製錬所建設の予定地は、IWIP(Weda Bay工業団地)に位置しているとのこと。同大臣は、これによりPTFIの新規製錬所の目標として設定されている2023年の完成・稼働が可能になったとした。また、エネルギー鉱物資源省は、青山集団は2023年までにIWIPにリチウムイオン電池(LIB)工場建設も計画しており、この協力によりPTFI新規銅製錬所はフェロニッケル生産に必要な硫酸を供給することが可能になると述べた。
 一方、同日11月26日付け地元メディアによると、Arifin Tasrifエネルギー鉱物資源大臣は11月23日、PTFIの東Java州Gresik・Java統合工業港湾団地(JIIPE)における国内新規製錬所建設については鉱石処理能力を2百万t/年から1.7百万t/年に縮小、その縮小分はPTFIが株式25%を所有するPT SmeltingのGresik銅製錬所の拡張で補うことで合意したと発表していた。
 この2件の政府側の発表に対し、PTFI・Tony Wenas社長は、「青山集団と協議を行っていることも事実である。新規銅製錬所建設をどの案で進めるかについては、政府の指示に従う方針である。」と述べたとのこと。
 なお、PTFIのJIIPEにおける国内新規銅製錬所建設は、コロナ禍の影響により、当初予定2023年末の完成期限を2024年末まで1年間延期したい旨、2020年4月に政府に申請したものの、政府はこれを認めない姿勢を示していた。
 また、同じく延期申請をしていたAMNT(PT Amman Mineral Nusa Tenggara)の国内新規銅製錬所建設については、同社はまだ政府からの返答を待っているとのことである。

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