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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2020年12月25日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:独BASF社と仏Eramet社、ニッケル・コバルト製錬で提携

 ドイツ総合化学メーカーBASF社とフランスの金属資源大手Eramet社は、インドネシア北マルク州でのニッケル・コバルト製錬所の建設に向けて提携することで合意した。製錬所の稼働は2020年代半ばを見込む。2020年12月15日付の声明によると、高圧硫酸浸出(HPAL)技術で酸化鉱からニッケルを抽出するプラントと、卑金属製錬所(BMR)を建設する。HPALプラントは北マルク州中ハルマヘラ県のWeda Bayに設置する。BMRの建設場所は事業化調査後に決定する。HPALプラントでは、Eramet社が2007年に取得したWeda Bayニッケル鉱山で産出する鉱石を原料に、ニッケルとコバルトの中間物を抽出する。BMRでは、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池(LIB)の材料である正極材を生産する。Weda Bayニッケル鉱山は2019年10月に掘削活動を開始。同鉱山の埋蔵量は世界最大級であることが確認されている。BASF社はEramet社から、毎年ニッケル42千t、コバルト5千tを調達する。インドネシア政府は2019年11月末、BASF社とインドネシアのリチウム電池関連産業への投資について協議していた。

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