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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン
2021年1月20日 モスクワ 秋月悠也

カザフスタン:Kazatomprom社、子会社Ortalyk社における持分49%を中国CGNPC社等に売却へ

 2020年12月29日付けの地元報道等によると、国営原子力企業Kazatomprom社は、China General Nuclear Power Corporation社(CGNPC社)とその子会社であるCGNPC Uranium Resources Company Limited社(CGNPC URC社)及びCGN Mining Company Limited社(CGN Mining社)との原子力分野での協力拡大に関する2014年、2015年、2016年の協定について、最新情報を発表した。
 これらの協定に基づき、双方は、東カザフスタン州のUlba Metallurgical Plantに燃料集合体(FA)製造プラント(年産能力:金属ウラン換算200t)を建設するための合弁企業Ulba-FA社を設立した。協定には、CGNPC URC社がUlba-FA社のプラントから年間200t(金属ウラン換算)のFAを20年間(金属ウラン換算で合計4千t)購入する義務が盛り込まれている。Kazatomprom社とCGNPC社は、Ulba-FA社がFA納入長期契約に基づきCGNPC URC社から初受注することを条件に、Kazatomprom社が同社の完全子会社Ortalyk社における持分の最大49%をCGNPC社またはその関連会社に市場条件で売却することで合意した。
 CGNPC URC社のFA購入義務に関しては、2020年12月に同社とUlba-FA社との間でFA納入に関する最初の5年契約が締結されており、Ortalyk社における持分49%をCGNPC社またはその関連会社に売却する取引が2021年6月30日までに完了する予定である。売却完了後、Ortalyk社におけるKazatomprom社の持分は51%、CGNPC社またはその関連会社の持分は49%となり、ウラン購入は持分に比例して行われる。
 Ulba-FA社のプラントの操業開始の最終段階ではCOVID-19の流行による遅れがあったものの、作業は再開され、2020年にFA製造プラント操業の政府認可を取得した。2021年末にはFA製造を開始し、2022年にFAの最初の認定ロットを発注者に納入する予定である。
 Ortalyk社は、トゥルケスタン州Mynkuduk及びZhalpak鉱床のウラン開発を完全にコントロールしている。Mynkuduk鉱床のウラン年産能力は2千tで、鉱山は既にフル操業化している。Zhalpak鉱床のウラン年産能力は750tで、鉱山は生産試験段階にある。

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