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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル リチウム
2021年1月25日 ロンドン 倉田清香

その他:Fitch Solutions社、2021年にバッテリーメタル需要が増加すると予測

 2021年1月12日付けのメディア情報によると、英Fitch Solutions社は、2021年には低炭素経済の加速が電気自動車(EV)需要を後押しし、主要なバッテリーメタル(リチウム、コバルト、ニッケルなど)の需要が増加すると予測している。同社は、アジアでは韓国と日本が2050年までに、中国が2060年までにカーボンニュートラルを達成することを公約したことにより、アジア地域のEV売上は前年比23.8%増加すると予測している(2020年は前年比8.2%増加)。同様に、北米におけるEV普及も今後数四半期で加速し、2021年のEV販売とEV市場シェアの両方とも倍増すると予測している。さらに、持続可能性に対する政府のインセンティブが高まるにつれて、多くの自動車メーカーがEVに参入すると示唆している。これにより原料プロジェクトの開発には遅れが見込まれるため、バッテリー金属価格に有利に働く(上昇する)だろうとしている。現在の価格では、鉱山投資は需要の増加へ対応するには不十分だろうとしている。
 また、同社は、温度変化が自動車性能を左右する重要な要素であることから、コバルトは自動車のバッテリーパックに不可欠な素材であり続けると予測している。EVのバッテリーパックへのコバルト使用を最小限に抑える取組は成功しているが、同社はコバルトを全く使用しなくなる可能性は低いと考えている。鉱業部門において持続可能性への取組を開始することが、グリーンなリチウム鉱山技術への投資の増加に貢献するとも強調するが、従来のリチウム抽出技術は環境に優しいとは言えず、リチウム部門へのESG投資が地熱抽出技術に集中すると予測している。

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