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鉱種:
鉄鉱石 その他
2021年1月27日 シドニー Whatmore康子

豪:Fortescue社、再生可能エネルギーや水素を利用して製鉄を行うパイロットプラントを2021年に建設することを表明

 2021年1月22日付けの地元メディアによると、豪Fortescue Metals社は、再生可能エネルギーや水素を利用して温室効果ガス(GHG)排出ゼロの製鉄を行うパイロットプラントを、2021年に建設する予定であることを明らかにした。同社のAndrew Forrest会長によると、同社は現在、このパイロットプラントにおいて、水素を原料炭の代替として製鉄を行う方法と、再生可能エネルギーを利用して発電した電力によって鉄鉱石を電解する製鉄方法の2通りを検討しており、数年後にはWA州Pilbara地域で、太陽光などの再生可能エネルギーのみで発電された電力を利用して製鉄を行う商業目的のプラントを建設する予定であるとされている。一方、豪州のシンクタンクGrattan Instituteは、「豪州は、世界の鉄鉱石と原料炭の生産量において占めるシェアがそれぞれ38%と18%であるが、世界の製鉄量に占めるシェアは、製鉄に掛かる人件費が高いことや原料炭の輸出コストが低いことなどを背景に僅か0.3%である。だが、国内で水素が製造されるようになり、これらの水素が製鉄に利用されるようになれば、水素の輸出コストが原料炭よりはるかに高いことから、製鉄における経済性が向上する。」と分析している。

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