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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年1月28日 北京 塚田裕之

中国:自動車産業での銀需要が高まる見通し

 安泰科によると、世界銀協会はディーゼル車1台につき、銀0.5~0.9oz(15~28g)を用いる必要があると報告した。ハイブリッド車(HEV)や現在人気の高い電気自動車(EV)の銀使用量が更に多い。1台当たりの必要量は多くないが、2021年の軽自動車の世界生産台数予測が約85百万台であることに鑑みれば、銀の使用量は少なくない。銀は、すべての金属の中で最も高い熱伝導率と導電率を持ち、自動車の厳しい操作環境下でも優れた抗酸化性と耐久性を発揮できることから、自動車の電気制御ユニットに広く使われ、エンジンと主操縦席の各種機能をコントロールしている。これらの機能には、情報通信システム、ナビゲーションシステム、電動パワーステアリングシステム、エアバッグ展開システム、自動ブレーキ、安全及び運転警告システムなどの重要な安全機能が含まれる。銀の使用量は、HEVの場合約18~34g/台で、EVは25~50g/台を用いる。世界銀協会は、2021年自動車業界の銀需要量を61百万ozと予測している。多くの国でEV産業への支援策が公表され、EVの普及率が高まり、HEVやEVの需要も伸びることは、銀需要も高まることを意味する。

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