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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年2月15日 シドニー Whatmore康子

豪:New South Wales大学、GlencoreのNT準州McArthur River亜鉛鉱山拡張が地下水系と先住民聖地に打撃を与えると報告

 2021年2月8日付けのメディアによると、New South Wales大学(UNSW)の研究機関であるGlobal Water InstituteとEnvironmental Centre of the Northern Territory(ECNT)が、Glencoreの進めるNT準州McArthur River亜鉛鉱山の拡張に関し、この拡張が同準州における重要な地下水系と、最多で22件の先住民聖地に重大な打撃を与える恐れがあるという報告書を発表したことが明らかになった。Glencoreは同鉱山の拡張において採掘管理計画に対するNT準州政府の認可を2020年11月に取得しているが、同報告書では、同鉱山では無害と評価されたズリ中に蓄積される酸が廃滓ダムから地下水系や近接する小川に漏出するリスクや、先住民聖地への影響などの問題が存在することが報告されている。また、NT準州政府の指名を受けて同鉱山の拡張に対する独立的な調査を行うIndependent Monitorの作成する報告が内容に乏しいという指摘もなされており、今回のECNTによる報告書の執筆者の1人は、NT準州政府が同鉱山の拡張に認可を与えたことを「理解し難い」とコメントしている。

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