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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年2月16日 北京 塚田裕之

中国:再生銅、2020年の振り返りと2021年の見通し

 2020年は、再生銅供給が需要に追いつかない状態が続いた。再生銅の2020年の供給総量は、前年比8%増の3百万tであった。そのうち、輸入量は前年比36.89%減の944千tであった。2020年の再生銅供給総量は小幅に伸びたが、コンサル・我的有色網の統計によると、2020年川下分野の廃棄物利用企業の生産能力は1.59百万tを新規増加した。新設企業の種類が低酸素銅棒企業で、そのうち河北省で新規増となった生産能力は270千t(3社)、江西省で1.32百万t(14社)、合計5百万t生産能力が増加した。概算統計によると、再生銅を銅棒や銅板帯にも用いることができる。供給が不足している状況の中で、再生銅在庫を保有する企業が支配的立場にあり、価格を安定させるために売りを控えることもよく見られた。

2017~2020年銅スクラップ輸入量推移

2017~2020年銅スクラップ輸入量推移


          出典:我的有色網

2021年再生銅の予測
 新型コロナワクチンの開発成功に伴い、ワクチン接種の普及は時間の問題であり、2021年には新型コロナに全面的に打ち勝つことができ、世界経済を取り戻すため强力な支えとなる再生銅は、2020年11月1日に輸入可能となり、関連の検査基準やプロセス等が整い、通関速度が大きく改善された。2021年には、再生銅の輸入品質がさらに高まり、輸入量も明らかに増える可能性がある。再生銅価格の上昇を抑えることとなる。総合的にみると、2021年再生銅価格は49~54千元/t(税抜)間で変動する予想。銅地金と銅スクラップ価格差も広がり、2021年には2,500元以上になる予想。

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