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鉱種:
その他 ニッケル
2021年2月17日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社、Monchegorsk市の製錬プラント閉鎖へ

 2021年2月9日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、環境に優しい生産への移行の一環としてKola MMC社の製錬プラントを閉鎖する。Monchegorsk市の製錬プラント停止は2段階(第1段階:2021年3月初め、第2段階:4月初め)で行われる。生産施設が町に隣接し、生産による悪影響を町が被っていることから、プラントによる環境への悪影響の可能性を完全に排除することを決定した。同社によると、現在Kola MMC社の排出量の50%が製錬プラントにより発生しているという。
 プラントの閉鎖は、継続中の生産の再構成に伴うもので、これによりKola MMC社は高品質の冶金製品を生産する大規模な精錬サイトとなる。Kola MMC社は、精錬サイトについて、「高度に自動化・デジタル化された最先端の生産施設となり、最も重要なのは環境に優しいことである。Norilsk Nickel社では、環境要件を満たさない古い非効率的技術は使用しない。」としている。
 これに伴い失業する約700人の従業員に関して、就職斡旋の取り組みが行われている。Kola MMC社は、「製錬プラントの閉鎖は、Kola MMC社とPechengastroy社の従業員約700人に影響する。うち20%は、双方合意により相当な金銭的補償を得て退職したい旨を表明した。別の20%の従業員は、まだどうするか決めていない。人事部及びプラント幹部は、彼らと共に会社での勤務継続の選択肢を引き続き検討する。」としている。
 2020年末、Norilsk Nickel社は、Kola MMC社で最も古い(操業70年以上)製錬所であるムルマンスク州Nickel町(ノルウェーとの国境)の溶錬プラントも停止し、これによりこの地域での二酸化硫黄排出をなくすことができた。

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