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ニュース・フラッシュ

鉱種:
モリブデン
2021年3月4日 リマ 栗原健一

ペルー:Southern Copper社、次期政権中のMichiquillay、Los Chancas銅プロジェクト開発に意欲示す

 2021年2月26日付け地元業界紙によると、Southern Copper社のJacob副社長は、Michiquillay銅プロジェクト(Cajarmarca州)やLos Chancas銅プロジェクト(Apurímac州)は順調に進展しており、次期政権中(2021~2026年)においても開発に向けた一連の作業を進めていきたいとの意向を示した。
 このうち2,800mUS$の投資が必要とされるMichiquillay銅プロジェクトでは年間225千tの銅生産が見込まれ、地域コミュニティとの関係も非常に良好であり、今後数週間内に試錐実施前の合意書を締結する見込みである旨明らかにした。
 一方、Los Chancas銅プロジェクトについては2,600mUS$の投資が見込まれ、現在は経済性評価を終えて環境影響調査を実施中であること、操業開始後は年間100千tの銅や銀、モリブデンを生産予定であるとコメントした。
 さらに、1,350mUS$を投資しIlo地域に新たな精錬所を建設する計画に関しても、経済的、技術的な評価を進めているほか、環境許認可取得や資金面の決定には2~3年を要すること、次期政権内に建設を開始できる可能性もあるとの見通しを示した。さらに、精錬所の建設期間は1~2年となる見込みだとコメントした。
 また、銅市場について、中国が環境対策の一環として銅屑輸入を規制する一方で銅地金の輸入を増加したことや、欧米経済の回復の兆し、また近年の新たな規制の制定により新規プロジェクトの開発期間が以前の倍近くかかっていることなどから、今後も供給がひっ迫するとの見方を示した。その上で現在の市況は、増産やプロジェクト開発の資金調達を比較的容易に行うことができる明確なチャンスであるとし、この機会を活かしたいとの考えを示した。

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