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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン
2021年3月4日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Lermontovsky GOK、タングステン尾鉱処理へ

 2021年2月18日付けの地元報道等によると、研究生産会社Spirit社は、Lermontovsky GOK(Lermontovsky採鉱選鉱コンビナート)の選鉱プラントにおいて、比重選鉱法によりタングステン尾鉱処理を行うパイロット設備を建設するための設計文書作成を開始した。設備の生産能力は毎時55tを予定している。
 Lermontovsky GOKの操業期間中に、相当量の選鉱廃棄物(尾鉱)が蓄積され、設置予定の選鉱設備の長期稼働に十分な量となっている。Lermontovsky GOKは1988年3月からタングステン鉱石の採掘・処理を行ってきたが、現在鉱物基盤が枯渇し、選鉱プラントの操業を停止している。ただし、選鉱プラントのインフラは維持されており、これまで蓄積された尾鉱を処理する選鉱設備が操業を開始する際には部分的に利用することができる。
 Spirit社は、Lermontovsky GOKのタングステン尾鉱の物質組成や選鉱特性の研究、選鉱技術の開発を既に完了し、これにより幾つかの環境的・経済的(技術・鉱物資源基盤の拡大等)・社会的問題の解決が可能とされている。
 Lermontovsky GOKは昨年末、WOLFRAM社が買収することが報じられていたが、何らかの理由で年末の競売に参加者はなく、再度競売が行われる予定となっている。

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