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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン リチウム
2021年3月22日 リマ 栗原健一

ペルー:エネルギー鉱山省とMacusani Yellowcake社、Puno州のリチウム鉱床とウランの関係性についてコメント

 2021年3月17日付け地元業界紙によると、Gálvezエネルギー鉱山大臣は、Macusani Yellowcake社(Plateau Energy Metals社の子会社)のFalchaniリチウムプロジェクト(Puno州)について、近年探鉱が行われていないことから、現時点では「ウランを伴うリチウム鉱床」として認識していることを明らかにした。また、ウランは人体や環境への影響回避に多大な注意を要する放射性物質であることが本プロジェクトを複雑な案件としている、とコメントした。他方、同社は現在本プロジェクトの探鉱を目的とする環境影響概要調査(EIA-sd)を準備中であることから、探鉱によってウランを伴わないリチウムのみのエリアが確認されれば、リチウム採掘に向けた大きな一歩を踏み出すことができるとの考えを示した。
 これに対してMacusani Yellowcake社のSolis社長は、「Falchaniリチウムプロジェクトの資源は、ウランを伴うものではない」と主張し、現在政府が準備を進めている、ウラン採掘を目的とする法制度は必要ないと意見した。同社長は、2007年にウランを目的とする探鉱を行った際にリチウム鉱床が発見された経緯があるとしつつ、ウランはCorani区やIsivilla区、一方でリチウムはChacaconiza区とそれぞれ異なるエリアに存在していると説明した。
 一方、Puno州評議会は2021年3月16日、州内のリチウムやウランの採掘に係る法制度において、民間企業だけでなく国や地域住民による参加を考慮するよう国会に要請する決議を採択した。州評議会は、これら資源の採掘において州政府や周辺コミュニティによる受益が確保されなければならないとの考えを表明した。

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